ある程度年齢を重ねてきた男性なら、本革アイテムの一つや二つ持っているかと思います。
財布やバッグ、靴、ベルト、キーケースなどお持ちなのではないでしょうか?
良いですよね、本革。
使い込むことでだんだん表情が変わってきて、年々愛着がわいてきます。
ところで、ケアは何かしてますか?
汚れを落としたり保湿を行ったり、防水スプレーをふったりなど。
定期的なケアをしないと革がひび割れたり、シミになってしまうことがあります。
せっかく本革アイテムを持っているんだから、長く使っていきたいですよね。
今回は革製品ケアに最低限必要なものと、その使い方をご紹介します。
初心者はまずこれ
メンテナンスにあたり、いくつか道具をそろえる必要があります。
単品でそれぞれ気に入ったものを購入しても良いですが、まずは手ごろなセットから使ってみるのをおすすめします。
革製品のメンテナンスに必要なブラシ、クリーナー、クリーム、クロスがセットになったコンパクトな商品です。
シューズボックスに入れておいても邪魔にならないし、安いので初めての購入はこれで十分かと。
加えて、バッグや靴用に使う防水スプレーがあると安心。
こちらは栄養補給もできるちょっと良いタイプ。
お気に入りの本革アイテムにどうぞ。
もう少し安いものもあります。
普段使いのものにならこっちでいいかも。
ひとまず以上を揃えたらOKです。
一旦やってみて革のケアに楽しさを感じたら、それぞれ単品で買い足していきましょう。
ケアの手順
今回は本革のポーチを例にやっていきます。
こちらはマザーハウスのアンティークスクエアポーチ。
アンティークスクエアバックパックと共に3年以上、平日はいつも持ち歩いています。
左下のあたりにちょっとシワが寄ってて乾いてるように見えます。
馬毛ブラシで表面のホコリや汚れを落とす
表面や手の届かない隙間のホコリ落としに使うのがこの馬毛ブラシです。
馬毛は弾力がありしなやかなのでブラッシングの跡が残りづらく、縫い目に入ったホコリもしっかり掻きだしてくれます。
ちなみに付着したホコリは革から油分を奪ったりカビの原因になるため、革靴は脱いだら毎回ブラッシングするのが良いです。
面倒だけど慣れたら簡単ですよ~
縫い目の隙間や表面をシャシャっと軽快に。
レザークリーナーで汚れを落とす
レザークリーナーはブラッシングで落とせない革の表面の汚れと、過去に塗布したレザークリームを除去するアイテム。
古いレザークリームが革の内部に溜まると革の通気性が損なわれ、ニオイやカビ・ひび割れの原因にもなってしまいます。
クリーナーをよく振ってからクロスに取って、全体をなでるように使います。
表面に光沢がなくなっていったり、使用後のクロスが変色していたら汚れがとれているサイン。
少量ずつ付け足して使おう
コンディショニングクリームを塗る
革に潤いと光沢を与えるアイテムです。
保湿効果のあるホホバオイルが浸透し、持続性のある光沢と柔らかな質感をあたえてくれます。
感触としてはやわらかいジェルのような感じ。
クロスのまだ使っていない部分にクリームを少量とり、うすく全体に伸ばします。
仕上げにブラッシングを行い、クロスの乾いた部分で磨きます。
ベタつきも無くしっとり仕上がりました。
防水スプレーをふる
雨のときは鞄や靴を水濡れから守るために防水スプレーをふります。
ブラシや柔らかく綺麗な布でからぶきをしてホコリを落としたら、30cmほど離れた場所からふきつけます。
濡れて色が変わった革が乾いたら完了。
防水効果は徐々に落ちていくため、理想は雨の外出前に行い乾燥まで終わらせる使い方が良いです。
毎日使うもので梅雨時であれば、週に1回程度の使用が目安となります。
ケアの頻度は?
クリームを使った革のメンテナンス頻度はアイテムや使用頻度・環境によって異なりますが、おおむね月1回程度が推奨されることが多いです。
あまりケアをしすぎるのも革にとって良くないのですが、ブラッシングやクロスで拭く程度ならまめに行っても大丈夫。
革の状態を観察してそれぞれに合ったタイミングを調整していきましょう。
まとめ
今回は革ケア初心者へ向けて最低限のアイテムを紹介しました。
定期的に無心で本革のケアをするのも中々楽しいので、向いてそうな方はぜひチャレンジしてみてください。
慣れてきたら道具を増やしてブラシやクロス・クリームを使い分けたり、色の補修も含めてケアをしてみても良いでしょう。
全くケアをしていない本革はどうしても曇って見えてしまうもの。
サッと取り出した財布が綺麗にケアされているかどうかも大事なところなのではないでしょうか。