クレンジングは何のため?
クレンジングは、油性の汚れを落とすために行うものです。
これを行うことで、皮脂・日焼け止め・メイク・排気ガスなど、肌に付着した様々な汚れを落とします。
“化粧落とし”として女性がするもの。という認識は間違いではありませんが、肌の性質上男性の顔は汚れやすく、洗顔だけでは清潔さを保ちづらいため、洗顔とあわせて使用することで効果を発揮します。
洗顔だけじゃダメ?
洗顔とクレンジングはどちらも顔の汚れを落とすスキンケアですが、対象となる汚れが水性と油性で異なります。
目的の違う洗浄成分がそれぞれに含まれているため、両方の使用がおススメです。
クレンジング
毛穴に詰まった古い角質や皮脂のかたまり(角栓)、化粧品の除去に向いています。
油性の汚れを分解し浮かせて、肌からとれるようにしてくれます。
洗顔
日中や睡眠中に発生した汗や皮脂・古い角質など水性の汚れ除去に向いています。
通常クレンジング→洗顔のW洗顔の工程を行うため、流しきれなかったクレンジング剤を落とす役割も果たします。
男性全員に必要?
以下の方は特に必要だと言えます。
- メイクを行っている
- 日焼け止めを塗っている
- 鼻の黒い角栓に悩んでいる
ほかにも脂性の方も使って損はないでしょう。
男性は女性にくらべて皮脂の分泌量が多く、毛穴が汚くなりやすいです。
その結果毛穴の黒ずみにつながり、清潔感が失われてしまうので、クレンジングで肌をきれいにしておく必要があります。
上の項目に当てはまる人は…のように書きましたが、そもそも肌のトラブル・劣化を防ぐために日焼け止めは年中無休で使うべきなので、おのずとクレンジングも全員必要と言ってしまって良いかもしれません。
主なクレンジングの種類
ひとくちにクレンジングといっても種類はさまざま。
メンズ向けで主なタイプは以下の6種類です。
オイルクレンジング
洗浄力が高く、毛穴の黒ずみにも効果的なとろっとタイプ。
皮脂を落とすのにオイル?と思われるかもしれませんが、肌の油性汚れとなじませて落とすようなイメージです。
しっかりとした洗浄力をもっているので、メイクをしている方やオイリー肌の方におすすめ。
一方で、水と油を混ぜ合わせる役割を担う界面活性剤が多く含まれる傾向があるため、肌への負担が大きくなりがちです。
乾燥肌はW洗顔不要のタイプで質のいいオイルを選びましょう。
ジェルクレンジング
肌への負担が少ないプルっとしたタイプで使用感もさっぱり。
素早く洗い流せるのも嬉しいポイント。
デメリットとしては洗浄力があまり強くない点で、がっつりメイクには向きません。
軽めのメイクや日焼け止めをしている程度で、とりあえずサッとクレンジングを済ませたい方にはおすすめです。
肌に優しいのでニキビができやすい方も安心して使えます。
クリームクレンジング
なめらかな使い心地のバランスタイプ。
水で流すタイプとふき取るタイプがあります。
洗浄力はそこまで高くはなく、なじませるのに時間がかかります。
界面活性剤の使用料が比較的少なく、肌に必要なうるおいを保てるので乾燥肌や敏感肌の方にはおすすめ。
ミルククレンジング
優しい使用感とうるおい感が特徴。
ベタつきもなく乳液のような使用感で伸びやすいため使用が楽です。
こちらも乾燥肌・敏感肌におすすめですが、他のクレンジングと比べて洗浄力も優しくなっています。
リキッドクレンジング
サラサラの使い心地を求めるならこちら。
オイルを使っていない商品も多く、ベタつきが無いため最も快適に使えます。
洗浄力が強めなので乾燥肌の方は注意が必要。
クレンジングバーム
固形のバームタイプは体温で溶かしオイルに変化させながら使います。
肌への負担が比較的少なく、しっとりとしているので乾燥肌におすすめ。
肌に残りやすいため、しっかりすすいで肌トラブルを避けましょう。
しっかりと効果を感じたいならオイルタイプ
肌に負担をかけたくないならジェルタイプ
このあたりから試してみてください!
使い方
例としてオイルタイプの使い方をご紹介します。
お風呂に入る前の洗面台か、浴室に入ってすぐの濡れていないタイミングで使用してください。
なじませる
適量(アイテムによって異なる)を手に取り顔全体になじませます。
このとき強く擦らないように注意。
洗う
Tゾーンやあごなど皮脂の分泌が多い場所から順番に、やさしく指先でくるくると円を描くように顔全体を洗います。
特に小鼻は黒ずみやすいので念入りに洗ってください。
乳化させる
クレンジングオイルはこのまま洗い流さず”乳化”を行います。
少量のぬるま湯を手にとり、先に塗布したクレンジングとなじませましょう。
オイルが白くなってサラッとした感触になったらOKです。
洗い流す
ぬるま湯で洗い流します。
すすぎ残しは肌トラブルの原因となるため、丁寧にオイルを落としきってください。
この後に洗顔を行いますが、クレンジングオイルの中には洗顔不要なタイプもあります。
初心者におすすめのクレンジングアイテム
メンズビオレONE クレンジングジェル洗顔料
初心者におすすめのクレンジング、というより洗顔料です。
洗顔と別でクレンジングを用意するのは面倒、だけどBBクリームや日焼け止めは落としたい。
なんならシェービングにも使いたい。そんな方におすすめな一石二鳥以上のクレンジング洗顔です。
強めの洗浄力でメイクもしっかり落としながら、男の頑固な皮脂・角栓もスッキリ。
面倒な泡立て不要ですぐに使えるジェルタイプです。
まずはこれを入口にしてみてはいかがでしょうか。
泡立てる必要が無く、すぐに使えますし、必要な時はそのまま髭も剃れます。
キャップも漏れないしっかりしたものですし、日焼け止めも落とせるので重宝してます。
洗い上がりも突っ張らず、ちょうどいい感じです。(Amazonレビュー)
ORBIS ミスタークレンザー
気になる肌の黒ずみ・皮脂汚れに。
こちらもクレンジング洗顔。
いつもの洗顔料の代わりに週2~3回のスペシャルケアとして使います。
クレンジングとして使う場合も肌の状態にあわせて毎日使っても大丈夫です。
過剰な皮脂とその皮脂汚れが詰まって発生する黒ずみ汚れに着目。
古い角層を洗い流す洗浄成分と、過剰な皮脂を溶かし出す脂質分解酵素を組み合わせた複合洗浄成分で黒ずみ汚れにアプローチします。
伸びがいいのでコスパも良いと思います。
頬につけたらちょっと乾燥が気になりました。
なので、皮脂が豊富な鼻だけにしてます。
角栓でゴワゴワだったのがツルツルになってとても良いです。(@cosmeレビュー)
無印良品 オイルクレンジング 敏感肌用
オリーブ油をメインに植物性のオイル100%でつくられたクレンジングオイル。
無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリーで肌に優しく、容量も多いためコスパにも優れています。
敏感肌用は低刺激なデリケート肌におすすめで、乾燥やストレスによりトラブルを起こしやすい肌をうるおいのある健やかな肌へ導きます。
容量のラインナップも50ml・200ml・400mlとあり、50mlのものは390円で購入できるため気軽に試せます。
肌がそんなに強くないので敏感肌用をもう何年もリピしてます。 テクスチャは割とおもため。こっくりした使用感で肌をとろっと包み込みます。 お風呂の湯気も手伝って乳化がはじまると つるんつるんと汚れが浮いてきます。(@cosmeレビュー)
NULL クレンジングリキッド
メイクや日焼け止めを使っている場合、顔の脂が気になる方にはこちらがおすすめ。
小鼻に1分ほどなじませて黒ずみを落とす毛穴クレンジングとしても使えます。
パラベン・鉱物油・合成色素・アルコール・シリコンが不使用で肌への負担をかけずに皮脂やメイクを落とすことができます。
洗い流しても落ちない吸着性をもつヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)を配合し、クレンジングをすることで肌に潤いをあたえます。
すっと洗い流せてベタつきもないため使いやすく、香りに高級感もあるためワンランク上のクレンジングを求めている男性におすすめ。
直販サイトから購入することで定期購入やLINE友達登録の割引が使えます。
基本的に化粧はしないのですが、夏になってからはUVクリームを塗り、洗顔後にはキレイに落ちている感じがします。
角栓汚れがキレイになったようで、くすみも無くなってきている感じで、肌が明るくなっていきている印象があります。
洗顔後の突っ張る感じも無いようで、すっきりしました。(直販サイト口コミ)
DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア
クレンジング・洗顔フォーム・角質ケア・マッサージケア・トリートメントの役割を果たす多機能バーム。
W洗顔や泡立て不要で、DUO独自の「ブラックパウダー」×「活性炭」が毛穴に詰まった汚れと余分な皮脂や汚れをしっかり吸着します。
肌表面をやさしくほぐし角栓や黒ずみを溶かして、頑固な黒ずみを無理なく取り除き、ザラつきも防ぎます。
パラベン、鉱物油、合成香料、合成着色料、アルコールは使用しておらず、年齢・性別問わず安心して使えます。
ヘラでクレンジング剤をすくった時は固めのテクスチャーで大丈夫かなと思ったら、どんどん溶けて顔に馴染んで凄く気持ちいいです。
ウォータープルーフのマスカラまでしっかり落ちて、洗顔いらずと書いていた通りお肌ツルツルになって感動しました!
乾燥肌なのでクレンジング後は乾燥してしまいますが、しっかり保湿しています。
肌のトーンも明るくなり化粧ノリも凄くいいです。またリピ確定です!(Amazonレビュー)
まとめ
クレンジングは日常的にメイクをする女性だけのものではありません。
メイクをはじめた男性、日焼け止めを使っている方、毛穴汚れが気になる方、オイリー肌など当てはまる方は少なくないはずです。
W洗顔がいらないタイプや敏感肌に適したタイプなど、自分に合ったクレンジングを取り入れ、イケオジへの第一歩としてみてはいかがでしょうか?