おじさんの電車マナーが気になる。
おじさんになると電車や駅でのマナーが悪くなるのか、通勤時におじさんが多いから気になるのかは分からないけど、目についてしまう。
しかし筆者も35歳のおじさん。
これから歳を重ねていくと、自分もいつか同じふるまいをしてしまうのか…
そんな恐怖から、備忘録として個人的に気になることを書き記していく。
将来また見直して自戒の一助としたい。
右側にも立とう
エスカレーターでは歩かない。
JRも言ってる。
左側だけに立つと機械の劣化も早まるらしい。
急ぐなら階段使おう。
ズンズン歩いてきて立ってる人に「通ります」じゃない。
エスカレーターで追い越しダメ、危ない。
左側に乗るためだけの列ができてるのも滑稽すぎる。
右側にも立とう。
逆向き
みんなと逆を向いてる人はおっさん同士でキスでもしたいの?
左右の窓側を向く、次の駅で開く扉の方を向く。
別にルールなんてないけど、その時々で乗客が向く方向はなんとなく定まっていく。
そんなときに「なんでコイツだけこっち側向いてんの?」って人をたまに見る。
みんな次の駅で開くドアの方に向いて立ってるのに、一人だけそのドアに寄りかかって内側を向いてる。
見つめあう形で立ってる人はまぁ気まずいこと。
吐息のかかる距離にお互いの顔面が向き合ってるんですもの。
まさに恋人の距離。いや、第1ラウンド開始前格闘家くらいの距離。
ちょっと電車が揺れたら最悪の事件が起きちゃう。
パーソナルスペースがバグってるの?
顔のすぐ前までは近づかれても全然不快じゃないけど、背後は誰にも近づかれたくないみたいな?
勘弁してくれ。
あと扉のすぐ横、座席についてる仕切りに寄りかかる人いるよね?
あれにも逆向きが存在する。レアだけど。
座ってる人を仕切り越しに上からのぞき込むように立ってる感じ。
座ってる人が女性だったらマジで気持ち悪い立ち方なんで、あれもやめてね。
デカリュック
登山家より大きなリュックを抱えてどこへ?
そんなことは知らんが、電車でリュックは荷物棚か手に持つか前に抱えてくれ。
お前もおっさん同士でキスしたいんか?
前述のおっさんと似た、パーソナルスペースの概念が消失してるタイプかと。
リュックを後ろに背負ったままブンブン振り回して乗車。
ほかの乗客にガンガンリュックぶつけがちですよね。
ただ、リュックの前抱えすらNGとされる風潮もあるらしい。
前に抱えたリュックの上でスマホをいじるから、肘が周りにあたるとか。
床に置いたとしても盗撮を疑われたりする可能性もあるし…。
じゃあどうすればいいんだよ!
ただ、個人的には後ろに背負ったままなのが一番業が深いと思う。
体の向きを変えるたび見えないところでリュックがほかの人にあたるし、何よりおじさんの顔がほかの乗客に近くなるのが無理だって。
棚に置くのが難しかったら前に抱えてさ、みんなを自分の顔から遠ざけようよ。
フライング降車
次は~○○駅~
アナウンスを聞いて、座ってる人が立ち上がろうとする。
まだ走行中の満員電車で。
あのね?あなたの立つスペースは今この電車にないの。
電車が止まってドアが開く、立ってる人がいくらか降りて行く。
あなたが立っていいのはこのとき。
落ち着いて。
ここはギュウギュウの満員電車。まだ走行中。
ドアの目の前にいなきゃ降りられない訳じゃない。
そこまでマナーのない国じゃない。
「すみません、おります」って言うのは電車が止まってからで大丈夫。
なぜかフライングで動き出すのって高齢の方が多いのはなぜ?
危ないからまだ座っといて。
あなた以外にも降りるから。
付け加えると、感情的にも立たせたくない。
楽して座ってたやつは降りるの最後だろ。って気持ちも少しある。すまん。
降車ガード
よくいるドア横死守してる門番みたいなヤツ。
狛犬みたいに左右に配置されてるおかげで、本来2列で降りられる人たちの流れが1列になってしまいます。
先述したフライング勢はきっとこれを危惧して早く降りようとしているのでは?とも思える。
一旦降りて。
ホームで待っている人が降車ガードしているパターンもある。
早く乗りたい気持ちがあふれて自分が抑えきれない人。
皆の邪魔にならないようにしましょう。
ドア前謎スペース
ドア前に謎の三角地帯ができてるのは誰のせい?
先のドア横死守のおじさん2人と、ドア前でつり革を離さないおじさん1人で結界でも張ってるの?
まぁまぁな満員電車でもこのスペースは存在しがち。
ドアの側という激戦区にも関わらず、この3人だけは悠々と過ごしていることが多い。
ドア横死守おじさんは向かい合って立ち、つり革おじさんはドア側を向いて立つ。
絶妙な距離感を形成している。
そう、このスペースは立ち入ったが最後、3人のおじさんの顔に囲まれる魔のトライアングル。
そりゃ女性はもちろん誰も入っていかないわけだ。
ドアのすぐそばには3人が並んで立てるはずですが、両サイドのおじさんが向かい合っているので入りにくい。
つり革のおじさんのポジショニングも絶妙です。この人はどれだけ混んで人に押されても、決してつり革を離してドアポジにはいきません。
見かけると「なんであそこだけ混んでないんだよ」と憤ってしまう謎スペースだけど、フィジカル強めなおじさんの出現によって破られることもしばしば。
電車はフィジカルゲー。
他者への気遣いはもちろん必要ですが、ときに筋肉がものを言う。
追い越し合流
朝の通勤ラッシュでホームからぞろぞろと降りていく人の流れ。
階段は下りと上りで仕切られていて、ほとんどの人はそれを守っている。
日本人のマナーは素晴らしいなと思える。
電車から降りた人たちがホームから階段へと進む流れはゆっくり。
急ぐと危ないからね。
列になって進みましょう。
そんな中、列の本流を離れたおじさんが一人。
スタスタとホームを歩いていきます。
そして階段に差し掛かるところでグッと列に入っていく。
改札やエスカレーターへと向かう列でもよく見る。
途中までは列を無視して勝手に追い抜いて行って、すんでのところで無理やり合流してくるやつ。
車でもこういう自分本位な運転をしているのか。
改札でこういうおじさんを入れてあげたのにSuicaエラーだったときは蹴っとばしたくなるね。
傘ブンブン
傘を地面と水平にもって歩くの何で?
階段で上を歩かれてるときの怖さ半端ない。
あなたがまだ他人の眼球に傘を突き立ててないなら奇跡だよ?
他にも電車に乗ってるときに、つり革と傘の持ち手を一緒につかむと座ってる人に先端が向きがち。
酔っぱらってる人にやられると、何かの拍子に刺さりそうで恐怖。
先端は下にむけて。
エスカレーター顔面寄せ
前に乗る人が女性だと、身長差とエスカレーターの段差があいまって頭の高さが同じくらいになる場合が多い。
ふいに振り向いた女性と顔が近くならないように気を付けて。
急に髪をファサァって後ろに振り回してくる場合もある。
そのときにおじさんの顔面油を美しい女性の髪につけないように、距離をとっておこう。
聖なるバリア
おじさんは女子学生の近くには近寄らないで。
下手したら死ぬから(社会的に)。
満員電車であっても女子学生の周りは不自然に空いていることが多ですが、これはトラップ。
踏み入ったら人生終わり。
そう思うくらいでちょうどいい。
痴漢などしないだろうけど、冤罪のリスクもある。
10代から見れば、30代40代も立派なキモいおっさんです。
離れてあげて。
まとめ
将来さらにおっさんになった自分はこれを読んでどう思うだろうか。
「やっちゃってるなぁ」と自分を省みただろうか。
願わくば「電車なんてしばらく乗ってないなー」くらいの経済力を身に着けていたいものと思う。
その場合は”専属運転手にやってはいけないアンチマナー”を書き出して、また将来に備えてください。